1999-12-20
ポッポ焼き
新潟の祭りの夜店では、絶対に欠かす事の出来ない 県民的駄菓子。 ちなみに「ぽっぽ焼き」と呼ばれてるのは 新潟市方面のみだそうで、 中越、新発田方面では、「蒸気パン」と ゆうんだそうです。 なんかかっこいいですな。
これを製造する、器械が、 やたらと重工業製品だ。 味は黒砂糖の蒸しパンってゆーか、 湿気きったかりんとうとも ふにゃふにゃのベビーかすてらとも異質。 味は「意外においしい」です。 でもさめるとめっちゃまずいので注意する。
尚、鳩山由紀夫氏とはなんの関わりもないので、注意して欲しい。
これがポッポ機械じゃ
このぽっぽ機械には知られざる秘密が・・
実はこの、ポッポ製造用 重工業製品、けして、ロシアの軍艦の再生利用等でありませんでしたぁ。(そういううわさもありますが(笑)又、特に商品として一般に売られている物でも無いのです。
これは、各テキヤさんが、工夫をこらし、工場に「特注」して作ってもらっているのです!!(このポッポやさんのマシーンは、かなりご自慢の一品だそうです)
つまり、同じ物は2つと無い。ポッポ焼き屋さんによって、人気が違うのもうなずけます。って事は、ポッポ焼き屋をやる以上、ある程度の先行投資がどうしても必要となるわけです。
ポッポ焼きが「新潟名物」である以上、これらポッポ焼き屋さん方は、いはゆる、寅さんのような「全国を渡り歩く渡世人」的なテキヤさんとはまた違った、「ポッポプロ」としての職人人生を歩んでいらっしゃるのでしょうか・・(寅さんのようにあそこまで自由なテキヤさんは実際は居ないそうですが)
地元に根ざした、この職人芸。刮目して味あわなければなりません。
とっても良い雰囲気ですな。においがしてきそうじゃ・・・
黒砂糖の焼けるにほひだね。
このポッポ焼き、新潟県全土にあるものだと思っているのは、新潟市民だけでした・・・・
なんと上越ではあまり知られていませんのだーぁぁぁ知らなかった(*_*)
この写真のポッポ焼き屋さんによれば、1度、上越のほうで、売をしたが、日に「5本」しか売れなかったそうです。あらためて、新潟の国土の広さを痛感致します。
(ちなみに、ポッポ焼き、あるいは蒸気パンの勢力範囲は、西はぎりぎり「三条」までだそうです。
東方では蒸気パンとして結構知れた顏らしい。
一説には沖縄の駄菓子(ポーポーというらしい)がここ新潟に上陸して進化したとの説もある。
冷めないうちに食え!