会社に逝ってよし

医者から “会社に逝ってよし”との許可がでました。
ようやく痛みも治まり(腫れはまだちょこっとありますが)
まぁ無事やりすごした。
友人知人に連絡した際、必ず聞かれるのが

どうすんの不妊?

というもの。私もはじめびびったんだけど、いろいろ調べてみたら
これは結構いわゆる「うわさ」だったのねって感じ。
確かに合併症として 睾丸炎を起こす可能性が2割程度だそうなので馬鹿にはできないけど、それで確実に睾丸がパーになるわけでもないし、ほれ 2つあるでしょ、たまたまは。2つとも睾丸炎になるってのはめったに無いそうだ。

だから完全に不妊になるのは、それはもう本当に運が悪い場合なわけです。わたしなんざちょっと濃すぎるので片方無くなった位が安心ともいえるんだが、でもものすんごくきんたまが腫れて腫れて、ふんどしが必要になるそうですから罹らなくて良かった。
他に精嚢炎や前立腺炎を起こし精液に血が混じる事もあるらしいけどこれは不妊には 関係無くてたいていはすぐ治るそうです。

それより合併症としては “髄膜炎”のほうが怖いです。
これは無菌性のもので、予後は良い(一週間くらいで治る)というけど症状がきついと嘔吐、けいれん、意識不明などが起こり、稀に脳炎になることもあるそうで、こうなると入院ですね。(ちなみに細菌性の髄膜炎というのもあり、そっちは死亡率がかなり高い怖い病気)

あと、やはり稀な合併症として膵臓炎も怖い。すんごく痛いそうです。膵臓やられると、お酒飲めません。ってかお酒どころか一度膵炎になると2-3日何も飲まず食わずで入院生活しなくてはなりません。それに、難聴。音楽関係の仕事をしている人は命取りになり兼ねない。---と、まぁ、おたふく(ムンプスというのが正式名称だそうな)ってぇのは怖い病気ですが、一度罹れば2度とかからないので。

たまに子供の頃罹ったのに大人になってまた罹った、という話も聞きますが、どちらかがムンプス=流行性耳下腺炎(おたふく)では無いそうです。
細菌性の耳下腺炎というのもあるので、診断が難しいそうな。私だって厳密には、もう10日くらいしてから血液検査をして抗体検査してみないと、本当にムンプスだったのかは 不明、と言えない事も無いらしい。

また、その検査で抗体が出たとしても、今回のもので出来た抗体である可能性が高いけど
もしかしたら、子供の頃既に症状がでないまま既にムンプスに罹っていて抗体ができており、今回のはたんなる細菌性耳下腺炎だった可能性も全くゼロでは無い。

ようするに検査をすれば、ムンプスの抗体の有無は分かるけど、今回のが本当にムンプスだったののか否か?は厳密には判断が不可能なのだ。

特効薬の無い病気なので治療で飲む薬は風邪のものと、ほとんど代わり映えのしないものばかりです。あとは寝て自分の治癒力を信じるだけ。

で、じつはムンプスよりもっと怖いのが麻疹(はしか)だそうです。死亡率が0.01%(合併症がないとき) ~1%(合併症による死亡)。

まだハシカに罹っていない人、予防接種しましょうね。