神の見えざる手

人それぞれなんかしら持病を持っているもんだとは思いますが、わしもこないだのおたふく風邪発病以来、妙な持病持ちになってしまった。 それは、尻のほっぺ(正確には右尻とでん部の間)に出来る’いぼ?’っちゅうか出来物腫れ物の類。 こいつが変わっていて、普段は蚊に刺された程度のふくらみしか無いのだ。痛く無く、時々少し痒い程度。 ところが時々だんだん大きくなってきて、そうなると痛い。ピーク時は座るのも辛い。 で、ピークが過ぎるとすぐ縮まる、痛くなくなる・・・

初めは、不摂生が過ぎると出来るもんだろう、と思っていた。しかし、なにげなくカレンダーを思い浮かべると 驚愕の事実がそこに!(・・・って程おおげさなもんじゃないが) なんと、痛みのピークは決まって毎月12日前後に訪れるのだぁぁ(まじで。だから今日なんか随分痛い) そして12日が過ぎる頃、何事も無かったかのように痛みも腫れも治まっていく・・・・

一体どういうメカニズムでできているのか?これは???前世の呪いか!男の生理現象か? いつの間にか私は”月の運行”を察知できる能力を手に入れてしまった。 これで無人島に置き去りにされても、世界が果てて我一人生き残ったとしても、暦だけは失わずに済むというものだ。 「あーこうして一人っきりになってから・・あれ?どの位たったのかなぁ・・今日は何日だっけ?あ、尻が!尻が痛い 今日は12日だ!そうだ、12日だぞぅ!」と喜べる。他に生き残りがいれば、生ける暦じじぃとして重宝されるであろう、 この尻のおかげでだ。

人は誰しも他に無い才能がある、何か役目を背負って生まれてくるにょーというが、そうか。私にはこれが備わったのか。 神様ありがとう・・でも、わりぃ、 あまりうれしくない・・