2003-07-02
プリント作業
デジカメから直接プリントアウトできる事、いつかこうなるとは思っていたけど、やはりこれからはこれが本流って気がする。写真プリントする行為の為にわざわざPC立ち上げなくてはならん、ちゅう事自体、冷静に考えてみればあほらしかったわけで。
家庭内LAN構築って異なるOSだといろいろと不便が多くて「古いPC」にリナックス入れてファイル&プリントサーバにしてみたりDHCPサーバにしてみたりするには、予算はかからないけど案外腹立たしい時間がかかった。勉強にはなるのだろうけど、単に使いたいってだけの人には余計な苦労が多すぎる。(これはデジカメからプリントってのと同じ。ただ写真刷るのにドラッグアンドドロップを覚えなくてはならない おとっつぁん の事を考えると、涙がちょちょぎれる)
比較的予算がかからないったって最近のLINUXは結構大食いで、フルインストールしようと思ったら(普通しないけど)4GB以上必要だし、デスクトップに凝ろうと思ったら下手なPCじゃとてもじゃないけど重くて使い物にならない(同じスペックならWINXP動かす方が快適です)だから案外ハードにも金がかかる。
でも最近はADSLモデムにはDHCP機能は付いてるし、大きなプリンタにはハードディスクがあってプリントサーバになってるし、もう古い PC にわざわざジャンクHDを仕入れて、産婆だかルンバだかを入れて読めもしない英語のインターフェイス見つめてうなるこたぁねぇ。しかもPCが古いからマザーが8Gしか認識しなかったりするんでかえって割高の6.4GBとかの中途半端なハードディスクを目一杯積んだりして、しかも4つも付けちゃたりして、CD使えなくった上高くついちゃったぞ!CPU遅いしなんか重いし、こりゃばかみてぇだ!ってなことにならずに済む。
どう考えても、今までのような一部の「好きな人」にしか使えない、手段と目的が逆転したような状況がそうそう長く続くとは思えんのです。写真をプリントしたい人にとって目的は写真であって PC は手段なわけです。その設定や、PCの組み立てに至っては手段の為の手段であって完全に目標からずれている。音楽をしたいという目的に対してジャンク屋さんでほくそえむというのは、俺的には非常に好きな状況なんですが、やはり[間違った悦楽]である事は確かだろう。音楽好きなら楽器やとかレコードやでほくそえむべきだろう。
メールにしたって、なぜあれほど面倒な設定を素人に強いるのか?仕事していて一番最多の電話サポート案件はこのメーラーの設定だよ。もうアウトルックのアカウント設定なら見なくても説明出来るよ。ちっともうれしくないよ。これでサービス業なんだからいい気な産業です。郵便がなにか設定しなくちゃ届かなかったら普通怒るよ!「オタクのポストは設定が間違っているので配達やめて帰ります」って事はありえない。でもITの世界だとそれがあたりまえになっている。でもホントはちっとも「当たり前でない」ということを忘れてしまうのね。
いずれは、PC というものが意識されずに家電化していくのが本筋でしょう。プリンタはそれだけでプリントサーバとフォトショップライトと液晶ディスプレイがついてる方が正しい姿だろう。名前はそうだな、マッキントッシュってのはどうだ?いかすべ?
無理して家族みんなして PC でテレビ見るこたぁねえだろう。ほっといたっていずれテレビにハードディスクとLANインターフェイスが内臓されるだろう。ましてやスカパラ見ながら家族で踊る必要はまったく無い。