2004-04-01
求人
新人の面接とか求人の資料とか見ている。
前々から謎だったんだが、
ウェブデザイナー<ウェブディレクター<ウェブプロデューサー
というヒエラルキー。(当然サラリーも右に行くほど大きくなる)
これはどうしてこうなったんだろうか。
プログラマーの世界では
プログラマー<SE<上級SE(なんじゃそりゃ?)
なんだそうである。まぁ これはなんとなくわかる。
SEやるのにプログラム書けなきゃしょうがないわけで、 で、上級SEて、まぁようするに管理職だからこれはこれで解り易いと思う。
でもな。
ウェブデザイナー<ウェブディレクター<ウェブプロデューサー
これは大いなる勘違いだ。
ウェブデザイナー<ウェブディレクター ・・・ここまでは、まぁ良い。デザインやHTMLやCSSの理屈やフラッシュの少しもわからんでディレクターは出来ないだろう。
でもプロデューサーとディレクターの関係は、楽団で言えば「プロモーター」と「指揮者」のような感じなわけで、素材として全く違うと思うんだが。
これを解って無いのか確信犯なのか(多分確信犯)、どうも「ディレクター、プロデューサー募集」とあいまいなまま募集したり応募されたりしている。「デザイナー募集、ゆくゆくはプロデュースをおまかせします」とかさ、変だろそれは。
こういう会社では結局「なんでも屋」にされるのが落ちだ。仕事があれば制作をやらされ、無いと営業に行けと言われる。要はそういった会社はショボいんだ。はなから「ウェブに詳しい人募集」程度にしとけばいいのに。
不思議なのが、応募してくる人に、実務経験無いのに ディレクター志望する人が多い。で、ディレクター志望なのに初めコーディングやらされふてくされたりする人も多いらしい。いきなりディレクターかよ。演技も光の使い方も知らない監督に使われる役者やカメラマンの身にもなってくれ。
「真意」
「Webプロデューサー募集」 と謳っている所、そこはぶっちゃけ『営業マン』が欲しいのです。
「ディレクター募集」 と謳っている所、これは大抵最近古株のデザイナーが辞めちゃって、あせって即戦力人員を求めているんです。
「webデザイナー募集」
これは若くて安くて言うこと聞いてくれて使いやすいコーディング担当が欲しいんです。入れ替わり禿げしいんです。どうして続かないのかむかつくんです。
「web部門増強につき人材募集」
退職者続出、困ったちゃん!どーして?私のどこがいけないの?新規の仕事は無いけど進行中の案件処理出来る人がいません、誰か餌食になってください!