2006-08-29
DVD
DVDなんたらとかブルーレイだかとまた新規格でシェア争いが!
みたいな事をビジネスニュースでやっていた。
配給側にしたら迷惑な話。ユーザにとっても一昔(ふた昔か)前のVHSベータの図で散々な目にあっているから嫌な話しではある。
と、そこへ、したり顔のアナリスト登場。
「2年もすれば両方再生できるハードが登場するかもしれないから、どちらでも良いと言えなくもない」
うまくニュースはまとまって次のニュースへ。
ほほ。ビデオと違ってサイズも駆動系も同じだもの。その通りだ。よかったな。庶民の耳にうれしいニュースだ。
でも底が浅いね。
正直、何言ってんの?タコ。だね。
2年もすれば両方のドライブ買ったって2万円切るね。何も一つのハードに詰め込む必要は無い。壊れたら両方見られなくなるじゃんよ。
PCでテレビが見られるこの時代。PC用外付けドライブ二種類買えば済むじゃん。家電はテレビ予約だのなんだのって付加価値つけて黒木なんたらって女優に宣伝させたりしてボケた親父に叩き売れるだろうから、そう安くはならないだろうけどもな。
でな、実は2年も経ったそのころには「また新しいDVD規格」ができてたりするんだ。残念。でももう見向きされないだろうね。人間の性能を超えた”技術は必要”だけどマーケット的にはむなしい結果を生むんだ。
でなきゃMDより音の悪いMP3がここまで流行る理由がわからんだろう。
で、更にな、もっと言えばきっとその頃の記憶システムの主流はフラッシュメモリだろう。HDの無いモバイルPCが普及するのは早いと思われる。
続いてハンディカムがフラッシュメモリになるだろう?絶対そうだ。今DVDに直接録画できる。次はフラッシュメモリになるに決まってんだろうがよ。それをどうやってアーカイブするか?おとっつぁんがどうやって息子の運動会を「保存するか」だ。そのへんの新しいワークフローが出来ちゃったら、おのずと名画がディスクで配給される必要が無くなるってもんだ。
配給はストリーミングも結構なシェアになっているのではないだろうか。
HDはすっかりレガシーデバイス、ディスクはアーカイブ専用デバイスになりつつあると思うよ。テレビさん、そのくらいのこと言えよ。というか、やっぱり映画は映画館で見ようよ。きっとその方が安上がりな時代になる。そうならないと映画の未来は無い。