2008-03-15
PRGというシステム
ドラゴンクエストの類のRPG(ロールプレイングゲーム)を、携帯でやった。この手のRPGをやるのは本当に久しぶり。
シチュエーションがどんなに変わっても、戦闘を繰り返すことによって経験値が上がり強いボスにも勝てるようになるというシステムは同じだ。この根本システムの部分でビジネス特許を取るべきだったと思のだが、「販売延期が専売特許」などと言われていたあたり非常にもったいない。
「ゴーレム」に勝つために、いきなりじゃあれなんで、「スライム」などの雑魚キャラと何度も戦い経験値を上げると、いつかはゴーレムに勝てるわけだ。こういった行為を、何の違和感も無くやっているわけだが、これを唐突に何の脈略もなく「ドラえもん」の世界に置き換えてみた。
「ジャイアン」に勝つために、いきなりじゃあれなんで「のび太」などの雑魚キャラを百回くらい泣かしてみるとする。続いて「スネオ」あたりを五十回くらいシバキ倒してみる。さぁ、それでジャイアンに勝てるようになるだろうか?そんな暇があったら、筋トレするなり、道場に通うほうが良い。それでも本当の経験値はジャイアンと直接戦い、痛い思いをしなくては得られそうもないのが残念でならない。
単調ではあるが地道に戦闘を続けていけば経験値が増え、お金が得られ、時々モンスターは落し物もする。経験値があがるにつれ、より大いなる試練が待ち受けるわけだが、それに伴い得るものも大きくなっていくRPG。
RPGとは、なんだかどこかの国のサラリーマン人生のようでもある。
アクションを伴わないRPGがあまり外国では受けないのも解る気がする。