2008-03-26
引導
色々物を整理している。
もう、いい加減使わないだろうというもの。
現像タンクとか、現像バットやら現像液を貯蔵するタンク。
これは去年の大掃除でやっと処分した。
今日は長年ため込んできたハードディスク6つとぺンティアム200くらいのノートパソコンを処分した。
処分するまでが大変だった。ハードディスクは「もしかしたら昔なくしていたものが出てくるのではないか?」といった淡い期待があり、ここ数日何度となくいろいろなデータ復活ソフトを使ってレスキューを試みた。
そもそもなんども同じことをやってきているうえでジャンクになっているわけであり、何も出てくるわけがない。でも実際に「捨てる」となるとどうも気になっていろいろやってしまう。
結果として、しっかりファイルとして取り出せたのは数年前の仕事関連のどっしょもないボツ企画書だの、プレゼンに落ちたページデザインのデータだの、それはもう「消すまでもないからそのまんま」のようなものばかり。
一応捨てるにあたって、イレーサーをかけた上でもう一度復旧ソフトでチェック、市販復旧ソフトレベルでは復元できないことを確かめた上でHDを分解、ディスクに物理破壊を加える(ディスク面に傷をつけて、ペンチでぐにゃぐにゃにした上、金槌で叩きまくる)。やっぱ万が一でも何かしらの個人情報(というかエロ画像)が出てきては、困る(というか恥ずかしい)。このへん燃やせば済む紙とは違って面倒くさい。(一昔前のHDはディスクがガラスでできていたので、金槌でたたけば粉々になってくれて楽だったんですが)
次に古いノート。
これがなかなか捨てられなかった。ビブロNC13DとメビウスMN-7650。特にメビウスは発売当時50数万円した代物だ(いや、中古で1万5千円で買ったのだけれども)。ずっと押し入れで眠っていた。
捨てる前になんとか利用法をと考え、起動してみたらいきなりFreeBSDが起動したのでびっくりした。(と思ったら途中でエラーで止まったんだが)
何時こんなの入れたんだろう??
とりあえず、ウィンドウズ95でも入れば、PC版シレンのCD(XPでは使えない)があるんで専用に使うかな?と思って朝からインストールを試みたのだけれど、HDのフォーマットが途中でエラー。
しかたないので、ビブロのHDをいただくことにした。このビブロ、バッテリーが壊れて、ACつないでもすぐキレる(落ちるんですな・電源の接触が悪いらしく時々ビビってなる(すでに危ないよ))
すまん。15万で勝ったのだが、死んでいただきHDをメビウスに換装しFDISKからやり直す。
やっぱだめ。(ってかFDISKって何年ぶりだろうか)うんともすんとも。(使わなかった期間が長すぎたか)
何度やっても途中でエラーが出る。夕飯前にやっと終わったとおもったら、起動しない。どうもBIOSレベルからいかんらしい。(今思えば単にマザーの電池切れだったかもしれないし、そうでないかもしれん)
間違いなく「時間の無駄製造機」である。引導を渡すべく液晶に正拳突き。ディスプレーが吹っ飛んで逝った。どうもこういう機械は「物理破壊」しないと捨てる気にならない。悲しい貧乏性。(故に何台もサーバにしようとぼろいPCがLINUXをいれられたまま眠っていて、そしてやはり捨てられたんだ。そう、わかるね?サーバはそんな何台もいらない)
コンピュータが逝く時というのは、あっけない。たいていうんともすんとも言わない。せいぜい「ピー」とか「ガリガリ・カッコンカッコン」と言う程度。それきり起動の途中で止まる。結果物理破壊に至るケースがほとんどだ(うちの場合)
ハル(2001年宇宙の旅)のように、まず物理破壊を加えていくにつれ、支離滅裂になり、ある一定の限度を超えるといきなり「歌を歌いだす」といったかわいらしさを身に着けるには、あと何年かかるのだろうか。
そんな「かわいらしい固まり方」といった機能はいらないか。余計にムカつくし。MACあたりやりそうで嫌なんだが。
「あの無愛想なブルースクリーンとはもうお別れ。MACなら、落ちる時は『もう辛抱たまりません、勘忍してください』と可愛らしくアピールし、限度を超えると稚拙な自己紹介の後『林檎殺人事件』をフルコーラス歌います」
・・・悪くないな。ジョブスならやってくれそうだ。
PS HDを破壊したあと手元に残る、あの強力な磁石の使い道、何かいいアイデアないものだろか。捨てるのがもったいなくてつい取っておいてしまうのだが・・・・