2008-06-28
足の怪我と階段にエスカとダイエットを思う。
足の炎症ですがずいぶんと良くなった。時々膝かっくん(w)するけどまぁ普通に歩けるようになりました。
足を怪我するたび思うのだけど、階段の昇降で辛いのは降りるときなんだよな。上りって意外に平気だ。下るのが辛い。辛いのを通り越して、かなり「怖い」感が大きい。
よくお年寄りや足が不自由な方も「下りが怖い」と言う。なのに駅のエスカレータって大抵上りが多い。
上り下りでどちらが体に負担をかけるかというと、知ってる人も多いとは思うが実は「下り」の方です。健常な場合でも上りより下りの方がカロリーを消費するんだな。
だから
「ダイエットには下りは階段で下りましょう」 みたいなことを安易に言う人もいる。一見正論っぽいが、
絶対ダイエット目的でそんなことをしてはいけない。
そういうページがあまりに多いのでちょっと不安になったのだ。({ダイエット 階段}とかで検索してみるとわかる)
「あなたそれ以上ダイエットしてどうすんの?」といった、ダイエットというよりむしろシェイプアップが目的の人はとりあえず置いときますね。肝心なのは↓
ダイエットが本当に必要な人ね。
そういう人ってのは体重がかなり多めになっているわけだ。 ただでさえ足に負担が多くかかっているんだから、階段の下りでは負担が大きすぎてヒザや足首を故障する可能性が高い。故障して歩けなくなってますます太ったりしたら本末転倒だ。
さらに、上りは疲れるから無理もできないが、下りは疲労感が少ないから限界に気付きにくいので余計危ない。
その上途中でコケたりしたら上りより下りの方が下に落ちていきやすいだろう。生死にかかわるだけでなく、巻き添えで他人に迷惑もかかる。
考えても見てほしい。階段下りていたら上から体重の重い人が転げ落ちてきて後ろからいきなし激突され、大怪我を負わされたうえに、それがダイエット目的だと知ったらどうだ? この上なく頭にくるとおもうのだけどもな。
だから「シェイプアップ」とか「鍛錬」ではなく、「ダイエット」と称して階段の上り下りを勧めるというのは止めた方が良いと思う。「本来の意味でのダイエット目的」ならせいぜい「上り」だけを勧める程度にした方がいい。
というか、ダイエットが本当に必要な人は、階段より前に「一駅分余分に歩く」程度から始めた方が良い(都心の駅間なら2~4駅分が田舎の一駅くらいですかね)。
それを3ヶ月つづけて足腰が普通の人より頑丈になった、と自他共に認められてから階段の上りにいった方が良いだよ。
いきなり階段上り下りを始めたとしても、最初の一月くらいは続くかもしれない。でも絶対どっか痛めるかして長くは続きはしない。もし何事も無く、屁でもなく一年軽く続いたとしたら、あなたははなっから運動不足が原因でダイエットが必要な体になったのではなかったのだ、他の要因(例えば食事)だった、と言えるのではないか。
だって普通の健康で元気な人でさえ、普段階段はそんなに使ってないんだぜ?。健康な人間でさえ常に階段上り下りを一年続けるってのは相当なストイックさを要求されるでしょう。運動不足な人がいきなり階段上り下りってのは危険に決まってるだろう? (当たり前だが普段から山の上に住んでるような人とか、ガテン系職業の人は省く)
もし、運動不足が原因でダイエット、というのであれば、メインは一駅とばし歩きで、階段は「気が向いたら」程度でいいと思う。階段は上りだけに徹した方が良い。それを一年やってから(春夏秋冬続けられてから)、ウェブに載っているような本格的な(運動による)ダイエットに入るべきだ。もし冬は寒いからとか夏は暑いからと言って歩くのやめちゃうようなら、既に日本の気候についていけてないのだから、ダイエット以前の問題だ。階段で運動なんてもってのほかで、健康センターでルームランナーとかプールでウォーキングとかから始めた方が良いです。
要するに何が言いたいのかというと、階段とエスカレータ一1基しかないならエスカレータは下りにしろ、と、全国の駅に言いたいだけなんだ。