2008年7月 のアーカイブ

葉加瀬太郎氏のコラム

 夜中に蚊に食われて痒くて寝不足です。寝不足で機嫌が悪い上、今日付けの朝刊に産経新聞らしからぬ、スカポンタンな一面コラムが載っていて血圧が上がったのでご紹介したい。

音にやさしい地球環境
新響地 客員ロンドン特派員 葉加瀬太郎

(前略)
 バイオリンにベストだといわれているのは、温度20度、湿度50%の環境だといわれている。カラッとした地中海性気候のイタリア生まれのこの小さな楽器は、何しろ湿度と高温を嫌う。最も苦手なのは梅雨時のじめじめとした天候だ。しかし、温室効果ガス排出量が多い日本の都会では、梅雨から夏にかけての季節は、湿度が高いうえに蒸し暑く、弾き手の僕がどんなに頑張ってもまったくもって、よい音色が出なくなってしまう。
 ましてや、僕の使っている300歳にもなろうというオールド楽器には細心の注意を払わなくてはならない。だから、今の季節、日本で演奏するのに最適な環境をつくろうと思ったら、必然的に人口的な装置に頼らざるを得ない。日本に居るときは自宅のスタジオも24時間エアコンと除湿機をフル稼働にしてきた。
(中略) 今年の6月は梅雨から逃げるようにロンドンに戻ってきた。
 この時期、ロンドンの僕が住む地域では、雨が少なく、カラリと晴れ渡る日が多い。
(中略)
 陽が落ち始めると、多くの公園でオペラや野外コンサートがたくさん催される。澄んだ空気に包まれた音色は風に乗り、どこまでも美しく響き渡る。
 僕が守りたいのは、まさに、この空気と音色なのだ。日本でも、そうした夏の空間をたくさん見つけることができたら、こんなにうれしいことはない。
(後略)
※太字飾りはこちらで付けました。

 というもの。さすが芸術家の申す言葉には至高の味わいがござる。ええい、何と言いかえそうか!!

 どこがどうしてスカポンタンなのかは、いちいち書かずともまぁだいたい読めばわかると思う。

『ただでさえ温室効果ガス排出量が多い日本の都会であえて24時間エアコンと除湿機をフル稼働してイタリア生まれの300歳を飼うこと』を自慢されているのか。
 デリケートな楽器を守るためにはエアコンを24時間稼動させるのが「必然」であり、回りに噴出す温風も、その電力を作る際発生する二酸化炭素も気にならないのだよーん、といいたいのか。
 日本はむしむしして暑いから嫌い。おら涼しいロンドンに行っただよ。ロンドン最高!ということなのか。
 とどのつまり何が言いたいのかさっぱわかんない。
 (温室効果ガスってそもそもなんなのか、温暖化に本当に関係あるんかい、という点は面倒なのでとりあえずおいておく)

 だいたい温暖化しようがしまいが日本で温度20度、湿度50%て環境があまり無いということくらい子供でも知ってる。だから日本にはバイオリンのような楽器は生まれようもなかった。三味線を弾け三味線を。
 ロンドンではこの時期陽が落ち始めると、多くの公園でオペラや野外コンサートがたくさん催される。そうだが、梅雨が明ければ日本にだって日本に合った催しがもう十二分に開かれているだろう。花火しかり盆踊りしかり。日本の夏の夜に屋外で蚊に食われながらオペラなんぞ聴きとうないぞ(や、これは聴きたいという人もいるかもしれん。すまんかった。個人的意見だ。ゆるせ)

 それよりもなによりも、だ。とりあえずこの方の気位の高さはどうだ。嫁さん美人だし。
「お前なんか、お前なんか、ロンドンから帰ってくるなぁ!ちっくしょー」
 と湿度が高いうえに蒸し暑い日本から汗だくになって言いたい。

ゲド戦記 における 蘊奥

 カテゴリーに「シネマ」というのを作ったはいいもののろくに書いていない。
 基本、こういうネタに対して、好きなものの事しか書かないようにしている。好みもあるから。
 面白くなかったとか、そういうのは書かなければいいのだ。それが大人というものだろう。どうしても許せないならそれはそれで立場を明確にするのも大人として必要だとは思うが、微妙なものには触れないようにしたいと思っている。
 どんなに名画と言われているものだって、嫌いな人はいるし、超B級だって好きな人がいるからB級の名誉を得られるんだ。ET はいい映画だとは思うが、処刑ライダーの方が私は好きなように。
 で、ゲド戦記をテレビで見た。
 さすがジブリであった。こんな見所があるとは思わなかった。
 私的に一番の見所、というかこの作品の上で一番の「蘊奥」、と言える部分がこれだ。
 アシタカがタコじゃなくてクモの居城に駆けつけるシーンがあるだろう。終わりの方だ。
 やってきたアシタカに田中裕子じゃなくてクモがこう言うだろう?。
「よく来たな、アシタカ。 あしたかったぞ」
 ここだ。見事だった。実にさりげない。実に隙が無い。
 どう聞いても田中裕子りんは「会いたかったぞ」とは言っていない。 あ・し・た・か・っ・た と聞こえる。(と思う)
「ついにセルジオ越後の上をいったな、裕子」 
 思わず私はテレビに向かってつぶやいた。
 ばーかなーげこと田中裕子のファンでいて良かった、とこのときほど己の先見の明を自負したことは無い。あとのシーンは涙で霞んで見えなかった。というか風呂に入った。
 できればこの時点で舞台が割れて菅原文太と田中裕子りんが落ちるか、レッドカーペットが右の方に動いて行って左によろけて欲しかったが、それは贅沢な悩みと言えるだろうか。

せんとくん三次元

sentokun
すまん。むしゃくしゃしてやった。


↑似ているけどまんとくんでわない。

タスポ(w)やめれば?

 普段タバコはコンビニで買うので滅多に自販機では買わない。なのでタスポのことをすっかり忘れており、先日自販機でタバコを買おうとして買えなくてあせった。あれ結構みっともないね。
 タスポというものが導入されると聞いた今年の3月ごろから、どうも胡散臭さを覚え、タバコ購入に際して自販機を避ける癖をつけてきたのだ。
 本来の「未成年者にタバコを売らない」ということが目的なら、免許証認証方式や携帯電話などで十分対応可能なはずなのだ。ただそれでは販売機に装置を付ける負担だけでちっともJTは儲からないし、タバコ購入者のデータを独自に欲しいのだろうという見方をせざるを得ない。恐らくタスポを作った人にはJTから沢山のDMがやってくるだろう。
 大体タスポを手にするまでの手続きが面倒くさすぎる。あんなの(本来の年齢認証のみが目的ならば)量販店のポイントカードやレンタルビデオ屋のカードみたいに、コンビニやタバコ屋に行ってその場で免許確認のうえ作る事だって可能なはずだろう。一体あのカードにはどんな情報が詰まっているのか。落としたらどうなるのか? おっかなくて持ってらんないよ。これ以上落としたらやばい持ち物増やさないで欲しいものだ。

 聞くとこによるとタスポの普及率は全喫煙者の25パーセントに満たないそうだ。おまけにこんなお馬鹿なニュースも後を絶たない。ちょっと考えればタスポ不正使用の危険性がわかろうもんだろう。かえってよくない。
 取得の手続きが面倒なわりには穴だらけであるのも問題。
免許証のコピーなど一瞬で取れる。顔写真はタスポ取得の規定によれば

※条件に合えば、証明写真以外でも構いません。

とある。これじゃ、やりようによっては不正に取得すること可能でしょう。
 タバコを吸わない家族にタスポを作らせたり、ホームレスの皆さんに協力してもらったり、本当に悪さをしようとすれば詳しくは書かないけど一部の施設が施設ぐるみで、届け先さえうまく偽造できれば良い。怖いね。

 JTはこんげ馬鹿なシステムさっさと撤廃することを望みます。ほんと。


うちの近所の話

IMG_6857

 昨今、秋葉原や地震やらですっかり音沙汰の無くなってしまった事件に潮見マンションの事件がありました。あったよね。なんだかもうずいぶん昔のような気がする。
 実はあのマンションおれんちから見えます(上の写真)。結構近い。運河があるから直接は行けないけど、それでもチャリなら10分ちょいでいけます。普通に窓の外に見える建物であーいった事件が起きていたわけだ。だからどうした、って話だが。
 潮見というのは第八号埋立地で(フジテレビがあるお台場は第13号埋立地)比較的新しい土地。
 昭和30年ころはこんな感じ。写真ではごちゃごちゃしているように見えるが、行けばわかるけど、現場付近はかなり寂しげな土地だ。このマンションまだできたばかりのはずだ。(グーグルマップの航空写真ではまだ前の建物が写っている–20080703現在) こんな事件があってどうすんだろうね、と思うが、現場に行くと隣の内田洋行のオフィスビルにサラリーマンが平然と出入りしてるし、マンション前にはもう報道陣のかけらもいないし、すっかり日常に戻った感じだ。
 この地図を左側(西)にドラッグすれば、有名なコリアンタウンの枝川。焼肉食うならここで食えと言われています。ここは東京都からひどい仕打ちを受けた歴史のある地で、映画「パッチギ! LOVE&PEACEの」舞台。
 北の方へ行くと運河→車両基地と続く。
 車両基地の北のはずれの空き地(今マンション建設中)にあった社宅だったかに、昔あの松坂投手一家が住んでいたそうだ。
 さらに北へいくと東陽町。運河あたりから北に向かう四つ目通りというのがるのだけど、6年くらい前になりますか、ここらで車が爆発しました。なんだか大量の火薬が入ってた。乗っていたのは九州の人。結局自殺だったのか誤爆だったのかわからん。近くにはダイエー本社やロレックスのサービスセンターがある。
 この東陽町駅付近、昭和30年の地図見ると戦災死者合葬墓地とある部分がある。(今はほんとに「こんまい」祠が一つあるだけ)このあたりの空襲は相当ひどかったようで、おびただしい数の無縁仏がここ周辺に集められ葬られた。実際は四目通りを隔てた東陽公園や東陽小学校の敷地あたりまで死体置き場だったそうだ。
 その北隣の五月みどりさんや楽太郎さんの出身校の深川高校には防空壕があった。卒業式(のころ大きな空襲があったらしい)には坊さんが来てお経を読むといううわさを聞いた。
 東西線東陽町入り口隣の銀行、その建築当時の大工さんが言うには掘れば掘るだけ「人骨」が出てきたそうだ。東陽小学校に通う子供もみな、校庭を掘れば骨が出てくることを知ってる。でも普通に校庭で元気に遊んでる。今は引っ越したが私もこの一角(祠のすぐ近く)に住んでた。
 そういえば東陽公園の近くのコンビニで本を立ち読みしていた人が刺されたことがあった(コンビニ通り魔事件)。犯人はまだ捕まってない。ちなみにこのコンビニ、私もよく利用してます。
 さらに西に行くと、州崎弁天町というのがある。ここは遊郭。古い埋立地で、明治までここだけ出島になっていた。周りに比べて土地がかなり低い。遊郭らしい面白い建築物も少なくはなったがまだ見つけることができる。
 ちょっと遠いけどさらに西に足を延ばせば川俣軍司の事件現場。
 南にいけばあの事件の終焉の地若洲がある。
・・・・と、案外いろいろ起こった街に住んでるなと思う。すっかり慣れてしまったが。

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