NEXTの、ぼたん の 位置が変。

 どうにか、ワードプレスにした。まだやってないとこあるけど、休日が終わってしまったのでまぁ、おいおい、ぼちぼち、とな。

 で、できあがったサイトを見てどうしても気になるところがある。それは、このページの一番下にある

« 前ページへ        次ページへ»

の表示だ。これだけ見ると何がおかしい?とおもうかもしれない。でも 普通、ブログや掲示板の場合、次のページ(過去ログ)へ行くリンクは右側にあるものだ。が、ワードプレスはデフォルトでこれが逆になっているのだ。(あえてそのままにしてあるので見てみて違和感を感じて欲しい。←10/15 使いにくいので変えました。

 確かに、「古い投稿ページ」へのリンクであるから、時系列的にも「BACK」だ。Backは左、未来であるNextは右。理屈としてはそれが正しい。だって、単記事の場合は通常右リンクが「新しい」記事になっているのが普通だ。だからメインページもそれに従ったんだろう。でも感覚としてどうも妙な感じがするのだ。

 「このサイトのプログラムのインターフェリスにおける整合性としては誰が何と言おうと新しいものが右なんだ!」という強い意志をひしと感じる。その意気や、見上げたものなのだが……

 これは、やはり承服できまい。プログラム側の倫理を押し付けるな、と思う。コンピュータというものは押並べて人間の生理に従うべきだし、それを忘れたインターフェイスは危険だ。

 プログラムとしての整合性としての「未来は右、過去は左というのは、あくまでプログラムの側からの論理である。ユーザにとっては書いてある内容の時系列云云なんか関係ないのだ。人間にとって、既に読んだ文章は『過去』であり、読んでない文章が『未来』なんである。

 プログラムをやっている人なら知っていると思うが、(英語の国の人が作った)プログラムは大抵こんな感じになってる。(これはワードプレスのindex.phpの記述から)

<?php comments_popup_link(‘No comment’, ‘1 comment’, ‘% comments’,”,”); ?>

左から「コメントが無い、一つコメントがある、%個のコメントがある」それぞれの表記を指示している。3つね。

 プログラムとしては、「コメントが無いときの表示」と、「あるときの表示」とで2つに別ければ済む話なのだが3つの指示が並んでおるのだ。

 日本語の思考でも、分岐は2つで済む。「コメントが無い」場合と「%個のコメントがある」場合と。

 でも英語のプログラムを見ると、結構この「数」の表示でいちいち分岐が多いことに気が付く。これは英語が「1」か「2以上」かで単数形と複数形に表記が異なる」からに過ぎないのだ(この場合は”comment or comments“) が、それだけ英語圏において「対象が「1」か「それ以上か」かを書き分けない事」は大きな慣習的違和感を生み出すからこその施策、ということだ。

 日本人から見れば「数字」さえ表記があれば、名詞の「s」の在る無しなんてど~でもいいんだが(笑)

 そんなめんどうなことを律儀にやっているのに、ワードプレスのこのデフォのページナビはあまりに杜撰(ずさん)だ。極端な話、水道の蛇口の開け閉めやドアのひねる方向が逆になったような気分を感じる。

 ただこれは、ブログ、というより「掲示板」という文化が出来てからというもの「新しい記事」を一番初めに表示する、というのが当たり前になったから生じた矛盾だと思う。ウェブというものが無かった時代には「新しく書かれた文章」は必ず末尾に付いたのだ。リアルなノートや日記帳を最後のページから書く人は居ないだろう。リアルな日記で一番新しく書かれたものを読みたいとき必ず人は末尾から空白ページを辿っていくのが普通だ。

 ノートや日記帳の初めのページに書いてあるのは一番古い記事だ。それがウェブでは逆になって、それが当たり前になった。これは将来的に人類の思考の仕方に大きな影響を与えていくんじゃまいか?と思ったりもするが、どうせそのころ俺は死んでるからどうでもいいや。