依存?

 今日のテレビのニュースで、最近の若者の携帯(というかメール)依存度が異常だ、というのをやっていた。風呂に入りながらメール。寝るときも携帯片手に寝る。メールが着たら30秒以内にレスするのだそうだ。んな馬鹿な。ごく一部の現象をことさら全体像のように報道しているだけだろうと話半分に見ていたが、どうも話半分よりはちょっとマジ度が多いらしい。

 すぐに返信しないと(されないと、つまりお互いに)失礼にあたる、という感覚だそうで、それで30秒以内。早。
「嫌いな人からのメールの場合はどうなの?」というレポーターの問いに
「……5分?」
十分早いよ、それ。

 ここまで逝ってしまうとやっぱ病気だ。片時も携帯話さないって、目の前の人とのコミュニケーションはどうなってるんだ?まさかエッチしながらメールを打ったりするんじゃあるまいな。でも
う○こしながらなら余裕で打つんだろうな。きたねぇなぁ。

 携帯が無いと「繋がってない感じ」で怖いのだそうだ。本当かよ。嘘だよな。携帯のメールなんかで繋がるよかもっと良い繋がり方があるのになぁ。一度電波の届かない海外の僻地に半年ばかり行くといいぞ。

 まぁこんなの会社にでも入ればメール見るのも嫌になるんだろうがな。むしろ繋がりたくないし。

 ただ、人のことは言えない。自身、携帯は要らないけどネットは繋がってないと非常に困る。仕事というのもあるけどそれだけじゃない。もう、私の「予定表」だの「メモ」だの「覚書」だの、他人の個人情報以外のありとあらゆるもんがネット上のサーバにある。メモ帳とか予定表というのを持ち歩かなくなって久しい。

 最後に買ったメモ帳はちょっと小洒落たのが欲しくてつい買ってしまったモレスキンの無地のやつなんだ。

 映画ダンス・ウィズ・ウルヴスの主人公や、インディージョーンズの親父さんが持っていたような「カッコいい手帳」にあこがれたんだが、野望空しく、結局書くことが無くて、このていたらくぶり。あぁはずかしい。スペースを有効に利用し杉。

モレスキンが泣く無地なのをいいことにスタンプ帳になってしまった。※ちなみにこれは、二歩足で立つレッサパンダで有名な千葉動物園のスタンプだ。一応レア物だ……)

 どうもこういう物体は「酔っ払って落として無くす」ことの方が怖くて駄目だ。その点、ネット上のサーバなら、こっちがへべれけになっても消えないから助かる。これが本当に良い事なのかどうかは微妙なんだが。

 メモ帳というのは、「書いた時点である程度覚えてしまっている」ところがある。後で見直す事があまりないから、書いた後って邪魔なだけかもしれないと思う。

 一方サーバに書き留めたものってどういうわけかすぐに忘れるから後で見直す事が多いが、DBだと検索もできるしこりゃ便利。基本的に誰かに覗かれる(いくら認証かけたとしても少なくともサーバ管理者には丸見えだ)リスクがあるのが前提だから、覗かれても困らない事しか書か(け)ないし、もしサーバが落ちたとしたってどうせ内容覚えていないんだから「はじめっから知らなかった事」で済む(?)し。

 なんやかんや言い訳したが、要するに私は記述の仕方が下手なだけだ。ちなみに件の手帳の最後のページはこうだもの。▼なんだよこれ。見直すわけねーじゃんこんなの。見たないわ、俺。

モレスキンが泣く

 モレスキンも泣くよ。
どこがダンス・ウィズ・ウルヴスやねん。
とてもぢゃないが、40半ばのナイスミドルな男の手帳とは思えんよ、我ながらよ。

 わかるだろう?これ落としたらマジ恥ずかしいよ。このページなんかまだマシな方なんだから。そう、俺に手帳は向いていない。ネット依存は業なんだ。