2010-08-09
熱中症と塩分摂取量、高血圧の考察
熱中症で病院に運ばれて生死の境を行き来するご老人が増えているそうです。熱中症の患者数が増えている、とか報道されてますが、そういう統計を取り始めたのはいつからなんでしょうかね。
たしかに今年の夏は暑い。でもさして暑くはなかった昨年も同様の報道はあった。単に温暖化が原因なんでしょうかねぇ。ひねくれ者の私としては納得行かないんですが。
日本人というのは、本来多少暑い夏でも野良仕事を元気にやってきた民族だったはずです。この糞暑い中での高校野球、あれアメリカのハイスクールの学生にやれって言ったら暴動がおきるぞ。
昨今の熱中症患者の増加は、「塩分」に鍵があると思う。日本人の塩分摂取量は未だに欧米に比べて異常に多い。だから高血圧の人が多い。そういうCMもあったでしょう。最近塩分の摂取を減らそうという動きが盛んで、長野県なんかはかなり平均寿命を伸ばしたと聞きます。たしかに長野県なんて基本涼しいし冬寒い。あんな処で塩分摂り過ぎていたら冬場卒中で死ぬ人も多いのはうなずけます。塩分の摂取が減ったらその分寿命も伸びるだろう。
でも、全国的に見て、あまりに塩分の摂取が減る、というのは、冬場の卒中の危険度とのバランスを考えたとしてもとエラーだと思う。昔は朝、しょっぱい味噌汁と、それだけでご飯2杯は食べられるようなむっちゃしょっぱい漬物、を食べていたわけだ。野良仕事の合間に水しか取らなくても朝取り込んだ塩分が補っていたのではないか?そして、昼飯にまたしょっぱい漬物で握り飯を食った。暑くて喉が乾いたら水を飲む、それだけでどうにかなっていたわけだ。それが減塩減塩でそもそも塩分が足りなくなった。特にご老人は「塩分の摂り過ぎ」に対して敏感。日本の夏は熱帯と変わらないのに。塩分が足りない身体で水だけとると結果どうなるか?。
日本は寒暖の差が大きいのだから、夏は夏の食事、冬は冬の食事として切り分けないといけないんじゃないだろうか。いくら塩分が身体に悪いったって、暑さで目がまわってしまったらどうしようもないだろう。季節ごとに食事も考えないと。冬と夏では汗の量がまるで違うずら(長野の方言)そんなのアホでもわかる。
日本人は確かに高血圧の人が多い。それは風土が育んだ体質だ、という事をまず在るが儘に認識する事も大事なことで、それを度外視してまるで気候の違う(肌の色さえ違う)欧米といっしょくたにしてはいけないんじゃないか。風土とそこに生きる人は密接に関わっている。他の国の人間がこうだからどうこう、というのはもういい加減辞めたほうがいい。
所詮、あちらを立てればこちらが立たず。冬に卒中で死ぬか、夏に熱中症で死ぬか。
欧米に比べて高血圧が多い、で?何?、マズイの?
どうズイマなの?
平均寿命は世界で1・2を争うまでに長かったんじゃないの?どうして「高血圧の方が長生き」という結果にいかないの?
なんで「日本人は高血圧が多い」って聞くだけで「下げなきゃ」と思うの?まるで(肌の色も気候も食べ物も働き方から生き方、信じる神まで)違う国の人と比べてなんでそんなにあせる必要があるの?「あーこいつらモノ売りたいだけだぞ」となぜ思わないの?自分の国より寿命が短い国の食生活を見習う意味はどこにあるの?。こういうのって不思議だと誰も言わないのはなんでなの?。おかしい。日本人は思考能力を失っているとしか思えないぞ。
まぁ百歩譲って、確かに血圧は高いより低いほうが良いらしいがな。実は平均寿命はにたいして伸びていない(死亡届けがないだけ)って上の方ではとっくにわかってたんじゃないか?
以上、与太話。