タバコ増税の影響

私の今勤めている会社は全員喫煙者である。おまけにデスクで喫煙可だ。だから喫煙所というものがない。たばこ増税で禁煙するという人は今のところ居ない。

私の吸っている「マルボロ赤ソフト」は320円から440円に値上げされる。大体一日一箱であるから、日にかかるコスト増は120円だ。冷静になって良く良く考えて見れば大した額では無い。そんなことより、タスポのせいでコンビニでタバコを買うようになってからつい「余計なもの」を買っている俺がいる。

コーラとか、ポップコーンだとか、ポッキーなんかをつい……それらの購入を止めれば増税分はクリアされてしまう。朝小腹が空いたとき買っているサンドイッチ(250円くらい)を惣菜パン(120円くらい)にするだけで増税分クリアだ。だから私に限って考えれば今回の値上げはあんまし影響ない。むしろ間食が減って健康的だ(?)

ただ、風が吹けば桶屋が儲かるのが経済というものだ。10月以降わたしは行きつけのコンビニで少なくとも120円分は余計な物を買わなくなるだろう。コンビニの来店者数は800人/日前後だそうだ。このうち単にタバコ目当てで来ていた人が、もし「禁煙」に踏み切ればもうその客は来ない。禁煙なんかしない、という人は押しなべて私のように「他のものの消費を若干減らすことで対応」すると思われる。仮に800人のうち200人がなんらかの形で節約して120円ずつコンビニに金を落とさなくなったとすると、日に24,000円の減収になる。月に70万近い減収となると、オーナーの取り分が無くなる店も出てくる。

オーナーが金をトリッパグレたら馬鹿みたいなんで、まずバイトがクビになるだろう。東京だけでコンビニは3,700店舗ほどあるそうだが、10月以降3,000人くらいバイト料が入らなくなる若者が増える(独自調査)。すると携帯の料金が払えなくなるからそのうち4000人くらいの悪い子はカツアゲとかする(独自調査)。それが学校にバレて退学になって、将来を見誤る子が都内だけで800000人位出現する(独自調査)。「クビにしやがって」とオーナーに恨みを抱き、大人に対して信頼感を失う若者は全国でツイッターを通じて100万人規模に膨れ上がるだろう。(独自調査)

こうして日本はどんどん荒んで行く。あぁ、なんてことだ。亡国。

今からでも遅くはない。タバコ増税は取り消しなさい。それといい加減タスポやめなさいよ。あほ。