BackUp

PCのハードディスクが一杯になってしまった。

こういう時昔ならDVDやらCDやらに焼いていたわけだが、さすがに数百ギガのデータとなると焼く時間がアホらしくてやってらんないよな。別のハードディスクにバックアップったって、ハードディスクってのはいつか必ず壊れるもの(それも壊れてほしくない時に限って壊れる)で、なんだか人生のようだ。
どこかで読んだのだが、
「そもそもハードディスクは、壊れた時直せるように作っていない」
のだそうですぜ、旦那。どうりで直らないわけで。orz

データなんてのは良く良く見てみると「大切な物」ってあまりに少なくて悲しくなる。

昔撮りためたネガフィルムが押入れに大量に眠っている。このうち「これはよく撮れた写真だ」なんてのは100駒も無い。でも一応全部取っといてある。デジタルになってからはもう、やたらとカット数が増えた。その分無駄なカットも増えている。気に入ったカットだけ取っておけば良いのだろうけどそれはもっと面倒くさい。だいたい良い写真てどんなのよ。ゴミはどんどん増える。

どんなすごいデータもどこにあるのか忘れてしまったら無いも同じ。

どこに仕舞ったかを覚えているのは最終的には自分の頭。そのうち頭の中は「何がどのフォルダに入っているよ」という事を記憶するだけで目一杯。このゴミはここ、あのゴミはこのへんに確かあったかなぁ……て。

結局ゴミを整然と整理するためだけに生きているようなもんだ。でいつかボケと同時に全ては無に帰すわけなのね。