マグネチュードと原発の関係?

原発推進時代、(ってかついこの前までそうだ)原発は安全、耐震はM8レベルでもだいじょ~ぶってな感じで宣伝していたと思う。基本想定されてきた大地震の規模はM8。

今回の地震、まずM8.4って発表されておったな。一応8クラスだ。それくらいなら耐えてしかるべきだ。それが8.8になって前後して原発の冷却不能でやべぇってのが報道された。

M9.0(M8.8の10倍だっけ?)だった、と発表になって前後して原発が爆発してる。

マグネチュードというのはあくまで震源の強さであって、Mが低くても極端に震源が近ければ今回のような被害があっても何ら不思議はない。いまさらマグネチュードをことさら上げようが下げようが、地震や津波の被害にあった後となってはどうでもいい話だ。ではなぜこんなにころころ変わるのか。

邪推、あくまで邪推だが、マグネチュードというのは何?。なにか連携してませんか?日本は地震科学最先端国であるから、日本がM9だったと言えば反論は無い。M8想定して作った原発がM8.4でちょっと壊れるならまだいいが、大爆発したらとんでもないことだ、が、M9ならM8想定の原発が想定外の壊れ方したってそりゃしかたないでしょうよ、と開き直る事もできるか(?)。
いくら言い繕ったって、気づいている人は気づいているはずだ。おかしい。

もし、今後「やっぱ、よく調べたら今回の地震はM9.5を超えていたよ~ん」
とか発表されたら、福島県民はすぐ逃げろ。電力会社がなんと言おうと、きっとえらいことになる予兆だ。これが市民科学だ。邪推ならいいけど。

いずれにせよ、今後原発に関する方針は転換すべき時期なのかもしれない。日本とフランスの原子力蜜月は終わった。フランスは地震が少ないからね。マグマの境目に原発を置いてはやはりいけなかったんだ。資源の無い日本にとって砦でもあった原子力開発だけど、あくまで「人間が丸腰で修理できる」環境では無いこの発電機械に頼るのは、たとえ時期発電機械が出来るまでの「ブリッジ」だとしてもリスクが高すぎたのかもしれない。日本は、一度「退化」すべきなのかも。