2011-12-01
ハマチとイナダ
良く食べる魚に比較的安い「イナダ」ちゅうのがいる。昨日スーパーで小さめのイナダを四枚に下ろしたのが230円で売ってた。夜遅かったのでさらにニ割引で買えた。ちょっと生臭かったが。
いわゆる出世魚、ブリのちっちゃいの(40cmくらい)をイナダと言うのだが、この時期やたら安い。年末築地市場でイナダ一匹まるごと、それもどっちかといえばイナダより一回り大き目のワラサと呼ぼうかどうしようかって奴が300円位で売ってた。冬はブリ(90cm以上)じゃないと安く買い叩かれるのだろうか。
で、ちょっとまて、「ハマチ」って何だ?
ハマチというのはあまり冬場見かけないというか、夏美味しいとされている。で、イナダより高い場合が多い。これはいったい何なのさ?と
思っていながらわりとどうでもいいなと(笑)知る気にもならんかったんだが、
ハマチとは関西の呼び名で、関東で言うところのイナダに相当する。
のだそうだ。知らんかったよ。すまぬ。別系統の言い方で大きさは一緒。
でも同じだとしてどうして「ハマチ」というとちょっと美味しくて高級なイメージがあるのに対し、「イナダ」は安上がりだけどちょっと生臭い(ような気がする)のはなんでじゃ?関西の方が美味いのか?(なわけない)
……
どうやら、ハマチと称されるのは「養殖物」が多いそうだ。養殖のハマチは脂ノリノリで状態も良い。養殖でコントロールされているのだから、当然美味しいとされる夏場に市場に出回るのだろう。そしてそれなりのお値段がする。つまり
育ちの良いブリの箱入りお坊ちゃまがハマチ
関東のス-パーでも養殖物のイナダは「ハマチ」と銘打って出すそうだ。
一方、
うっかり網に引っかかって出生し損なった野生の若いブリがイナダ
ってことになる。何か物悲しさを感じる。確かに、イナダにあまり脂は乗ってないわ。