6×8は正解でも8×6はバッテン?

今話題のこれ。

8人にペンをあげます。1人に6本ずつあげるには、ぜんぶで何本いるでしょうか。 ご覧のように、「8×6」だとバッテンで、「6×8」だと正解らしい。何じゃこりゃ。僕がテストを受けたとしても「8×6」と書く。だって問題文はその順番に書いてあるから。さらに答の48本もバツ。丁寧に赤ペンで48本と直してくれている。さらに意味不明。

詳細はこちらをごらん頂くとしてhttp://blogs.itmedia.co.jp/magic/2011/12/6886-2d5b.html

俺も「なんじゃこりゃ」派であった。多分子供の時分でもそう思って教師を小ばかにしたんじゃなかろうか。納得いかないと思ったはず。いわゆる初等の算数は得意だったから、かえってよろしくない。こましゃくれたガキ。

そう、だから私は「行列」で数学に躓いたのだ。行列大嫌い。高校以来文系一筋の道を選んだのは「行列」のおかげ。なのに大学で数学が必修(なんで芸術学部写真学科で 数学が必須なのよ!)でしかも「行列、数列」の授業だったから本当に困ったのだ。あまりこの件とは関係あるよで関係ないような気もするけど、もっと深いところ、数字を愛せるかどうか?という部分にものすごく関係しているような気がするのだ。

本当はちゃんと昔から「答えの単位×かける数」と教えられているはずなんです。どっちだって答えは一緒じゃね、というわけで、大人になるとわすれっちゃう(特に文系は)のだけど。

数学得意な人って、こういう点、「答えが同じならどうでもいいじゃん」とか「答えが全てである」いうのを重々解っていながらにして、その実数式にかなり拘(こだわ)っている人なんじゃなかろうか。答えと同時に数式に対しての愛着の度合いが高いというか。いやむしろ答えよりも数式を愛すみたいなところがないと数学を愛せないみたいな。

ただ、答えまで×にするのは間違っていると思うけどね。数式△(もしくはxでもいいけど)答えは〇でしょう?先生。