誤植

ホームページのリニューアル案件で、新規に制作した部分というのは案外しつっこく校正するんだけど、旧来のページをそのまま移植した部分については「基本コピペ」であるから多少蔑ろにされてしまう。

そうした負の遺産が長年コピペされ続ける(笑)という事態にここ数カ月で二件遭遇してしまった。そのうち一つは親組織の代表者の名前の漢字が一箇所だけ間違っていたもの(他にも多く記述があるのだけど間違いはそこだけ)で、考えてみればとんんでもない間違いなのだから最終的に手がけた人間にまず矛先が向くのはしかたない。しかし納得行かないから、一体いつから間違っていたのか??と遡ってみると、多くの場合一番最初のHP立ち上げの時点で作られたテキストからして間違っているというケースがほとんどだ。

困るのがウェブを元に印刷原稿を作っちゃった場合である。ウェブのページを元にテキストを流用して印刷してみたら誤植があった、刷り直しだとなると損害が大きい。一体どこが間違ってたんだこら!と調べてみたらウェブの記述も間違っとる!!どういうこっちゃ!!となるとウェブを作った人間(つまり私だ)にその矛先が向いてくるヽ(´ー`)ノ ……

しかし私にその印刷代の刷りなおし料金を補償しろと言われても、これは非常に辛いんである。例えば私の範疇外で別のところに発注された印刷物の損害まで負わねばならんのだろうか?それはたまらん。こういう場合一体誰にどうのような責任が生じるのだろか。

こんな時、ウェブアーカイブというサイトがあって本当に良かったと思う。