ブラウザとかOSとか

すっかり Google Chrome 以外使わなくなってしまって久しいが相変わらず IE のシェアは 6-7 割を占めているようだ。OS バンドルブラウザの力というのは大きいなと思う。どう考えたって IE を未だに使う意味が全く理解できないのだが、別のブラウザのインストールのやり方すら知らない人の割合がどんどん増えているのが現実だから困る。

PCというのは自分の使いたいソフトを自分でインストールして本来楽しく便利に使うもんなんだよ?って根本すら分かってない爺さん婆さnが四苦八苦してが使ってる。おかしな話だよね。本当にコンピュータが普及したなんて、とても言えない状況だろう?使いこなして初めて役立つ製品なのに全然使えてないんだから。

なんかしらんが「買う時付いてきたソフトが全て」みたいな状況が未だに続いている。これはメーカーの思惑もあるのだろうけど、将来を考えると間違っていたんじゃないかな。コンピュータなんて単なる計算機の大掛かりなものに過ぎないんであって、使い手次第なのに。使い方の可能性を浸透させる努力を惜しんで、コンピュータが持つ可能性を売る側がスポイルし続け「何も知らない老人」に家電として、「サラリーマン」には事務用品として売りつけ続けた結果、若い人の興味まで失わせてしまった。

パソコン 売り場でパソコンを指さして「これは何が出来るの?」と聞く事自体、よくよく考えるとおかしい。コンピュータがどういうものか根本的に分かってないわけで、そういう人にコンピュータが必要なものなのかかなり疑問だ。

「これにインターネットってがんはついているのか」と聞くならまだマシだが、多分いい鴨だ。そういう人に”使いもしない、且つ本気で使おうと思うとまるで使えない”お絵かきソフトに家計簿ソフトと年賀状ソフトを付けて、”一年過ぎたらサポートが切れる”ウィルスソフトと、”本体より高い、街の印刷屋に頼むよりより高く付くインクを買わされるハメになる無駄にクオリティの高い(でも型落ち処分品)”プリンターも付けて、そして肝心の「インターネット」ブラウザには糞重たい IE が付いてて、メモリーは最低限動くだけの最小限の容量のモノが付いてて、今なら光回線新規契約ならさらにお得!とアオって売りつけてきた。そりゃいつか売れなくなって当たり前だわ。

実際、コンピュータに「必要性を感じている人」への需給は21世紀に入った辺りで飽和状態だったのだ。そして「必要と感じていない人にどうすれば売れるか?」っていう商品戦略が OS の設計レベルから主軸になり、結果 PC  の魅力が半減してしまった。見てみろよ、あのウィンドウズ 7 やマック OS X の画面。ウィンドウが微妙にスケルトンしてアニメーションして。無駄に洗練された無駄のない無駄な動きとはまさにこのことだ。

 そりゃ出来るって……