テルマエ・ロマエ

嫁に誘われて見てきた。普通に面白かったわ。劇場でおまけで貰った小冊子に、特別編の漫画が載っててそれも面白かった。ローマから現代日本に来ていながら「車」とか「電気」とか一切無視ですべて「お風呂(と一部トイレ)」にしか結び付けない強引さ

不可解ながらも潔い

でも、さー、なんで平成の世に出てきちゃったんだろううねぇ。

江戸時代とか時代無視でランダムに出てきたら、わりと普通に「混浴満載」でもっと鼻血ブー(死語)な展開で面白かったと思うんだが。見た目的にもな。

てか劇中上戸彩の実家の温泉、あそこ混浴なんだろう?なんでおっさんしかいねーんだこら
そこが残念といえば残念すぎる。てか惜しいにも程がある。詰めが根源的に甘いように感じる。ったくこれだから女性の作品は品位が低いとか言われるんだ。(←すみません、あほで)

ってか原作の趣向的に「すまない、ホモ以外は帰ってくれないか」路線だったんじゃまいか。なんかそんな気がする。興行的に上戸彩をむりくり絡めた原作にない展開になっているんだが、これってある意味いらなくね?主人公(アベちゃん)から上戸彩方向にちっとも「恋愛感情の描写」が無い。むしろ「友」としか思っていないんじゃないだろうか(上戸彩方向からはあるのかどうなのかもようわからん)。この二人の関係、感情が描ききれていないのが凄い致命的に不満だ(最近の映画的には十二分に面白すぎるから、あくまでわりとどうでもいい批評ですが)

じゃったらいっそのこと上戸彩の代わりに「平たい顔族一の美少年♥」を持ってきて一切女子排除でやって欲しかった。てかその方が絶対に良かったんじゃないかなぁと思うのだ。もうね、アベちゃんの「尻の美しさ」といい、組合の方の神話になる映画だったのに、心底惜しい。

上戸彩ちゃんのかわりは、神木隆之介くんあたりが誰がなんと言おうとベストかと。(私はノンケですよ。ほんとだよ)