2012-06-20
殺意の報酬
暴力団に殺人依頼するも、組員が警察に通報>>御用というニュース。
福岡県内の暴力団事務所に、元同僚の女性(35)を殺害すれば成功報酬として100万円を渡すという内容の手紙を郵送した疑い
こういうものの相場感を知らずに生きてきたんだが、そう言えばこんな話がある。
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G、安すぎやしないか。236,460円也(今日レート)
まぁこの話にはウラがあって、この依頼人は G が最高のスナイパーであることを知らないで頼んでいる。さらに G ったら別の依頼人からは2万ドルの報酬をもらってたりする、ズルい G なのだが、それにしても世界有数のスナイパーが160万円以下で動くのか。
いやいやこの話実は”第16話「殺意の交差」”の一コマなんで、昭和40年代頃の話だ。
もしかしたら変動相場以前の話なのかもしれないから、1ドル=360円の当時の固定相場レートで計算するとすると 3千ドルはだいたい 100万円。2万ドルともなると 720万円。思ったより高価く無いように思えるが、当時ワイハーへ旅行するのに100万円くらいかかるのが普通で、100万円といえば誰もが大金だと思っていた。だから上の
「ほう。大金だな……」
というセリフは結構的を射ているわけだ。物価も今よりずっと安い。月給が2-4万、米10kg1000円程度だったのだから物価は現在のざっくり五分の一。すると、上のお話が現代だとすれば、
- 通常相場(?)は (100 x 5 =)500万
- Gクラスのスナイパーに依頼するなら ( 720 x 5 = )3,600万円
という感じになる。なんかしっくりくるから怖い(笑)これでも G クラスを雇うには安すぎかもしれないが、このころ(16話) G はまだ若かったのだろう。今なら億でも動かないかもしれない。
つまり、此度のニュースに話を戻すんであるが、
要するに報酬が安すぎたのかもね 。