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2014-05-28
エリジウム
最近仕事が忙しくてさっぱり映画とか見てないんだけど、遅ればせながら「エリジウム」を見た。マッド・ディモンとジョディー・フォスターが出演、大好きな「第9地区」の監督作品てことでかなり期待してたんだが。
見ててつまらないわけではない。結構面白いと思うよ。個人的にはいろいろ気になるのだ(以下ネタバレ注意)
——-<ネタバレ>——–
なんつーかさぁ、ジョディー・フォスターが早く消えすぎ。
主演がマット・デイモンってことでクライマックスはアクションで!って配給側の無理強いがあったに違いない?。
あんなありえないほどのバカと戦って勝利ってんじゃちょっとなぁ。最後のブリッジからバカが落下してってのもスターウォーズを彷彿とさせて惚れ惚れするくらい雑だし。
出来ればあの馬鹿は設計者同様ジョディーの策略によって無残な最後を遂げて頂きたかった。で最後はジョディーが使用人として使ってたアンドロイドに(システムリブートによって)手のひら返しで逮捕されるっつーラストのほうがスマートだと思うんだけど。
……これじゃ小奇麗すぎるか。
しかしマットとの絡み無しでジョディーさいなら~とかマジありえんじゃろ?。嘘みたいだ。スケジュールが合わなかったのかね。
——-<ネタバレ>——–
まぁ他にも面白いとことかなんじゃこりゃってのがあるけど、
そんなことよりも
だ。
やっぱもうこういう世界観でのSFっていい加減やめたほうが良いんじゃないのかな。
こういう世界観てのは
2154年、超富裕層は、大気汚染や人口爆発により生活環境が悪化した地球から離れて、衛星軌道上に建造されたスタンフォード・トーラス型スペースコロニー[5]「エリジウム」で暮らしている。アーマダイン社が設計・施工したエリジウムでは、高度な科学技術によって市民は傷病から解放され、水と緑にあふれた理想郷での暮らしを享受できる。それは地球上で暮らす貧しい人々の憧れとなっている。 一方、荒廃してスラム化した地上では、人々は過酷な労働とエリジウムより遥かに制約の多い医療やドロイドによる厳しい監視に喘いでいる。市民はエリジウムの生活に憧れ、密航を企てる者もいるが、エリジウムはドロイドや犯罪者崩れの傭兵を配して侵入者の排除に努めている。@フロム ウィキ
ていうがん。いわゆる『超富裕層のユートピア』と『搾取される側・労働者のディストピア』との対立という構図。ユートピアたる人工衛星エリジウムは不老不死の絵に描いたようなお花畑のユートピア。地球はと言えば戦後の強制労働ばりの超ブラック企業の労働者かもしくは犯罪者ばかりのステレオタイプ。こういうのは「メトロポリス」で既に十分語り尽くされたはずだ。
こういう世界観てのはそこに至るまでの過程が劇中でしっかり説明されていないと素直に感情移入が出来ない。この落差が「対異星人によるもの」の結果だったり「アンドロイド、ロボット、コンピュータの暴走による」結果、という形ならまだ解る。
が、冒頭からいきなし「未来の人類は富裕層と貧乏人との超超落差社会であった。ほんでもってここに一人の貧乏人のヒーローが現れた。彼が富裕層の搾取に楔を打つ」って人類同士でドンパチやってんだわ、相変わらずな。こんなん「蟹工船」と一緒じゃないか。一体未来の人類はどんだけ馬鹿か。エリジウムにしても
——-<ネタバレ>——–
そもそもああも簡単に労働者を使い捨てで見殺しにして「生産性が落ちてる」とか社長が責められてる。なんかやってることが矛盾しているだろ?エリジウムに連れてきゃ一瞬で治るんだったらさ、さっさと治してやってまたこき使えばいいじゃんよ。よ?もうね、あほかと。
だいたいあの富裕層は「何を持って富裕に至る」んだろうか。あれじゃ地球でものは売れないぞ。モノ売ってなさそうだし、泥棒ばっかだし。もの買うのが富裕層ばかりでは経済が成り立たないだろう。主人公が作ってるのもアンドロイドだ。そのアンドロイドはなにか生産しているんだろうかと思えばなにやら警察かわりに働いているだけで生産性ゼロだ。自分らを監視するロボコップを作ってんだ。こんなんでよく暴動が起こらないもんだ。
劇中どこ見ても店、商品が見当たらない。いやあったのかもしれないが、とりあえず3回DVDを見たんだが記憶に無い。生活感ゼロ。てか何食って動いてたんだこいつら。(そういえば地球のエージェントのあの脳筋バカがなんか小汚い真っ黒な肉焼いてたな。結局食ってなかったけど)
——-<ネタバレ>——–
とはいえ最近話題(となりつつコケまくった)映画にこういうタイプが結構ある。
「タイム」しかり、「トータルリコール」のリニューアル版しかり。もうお腹いっぱいだべさ。まだ最終戦争後のカオスで北斗の拳的世界、っ方がわかりやすい。(わかりやすいからってもう今更マッドマックスの焼き直しは見たくはないけど)
ここのところ、反共、反独裁、反管理社会SF映画ってめっきり見なくなった。「1984」とか「華氏451度」とか、ジョージ・ルーカスのデビュー作「THX 1138」もそうだし、コメディだけど「スリーパー」とか。最近見ないでしょこういうの。前提となる世界観への感情移入が今となってはやりにくくなってきた。そんな社会は完成前に自ら壊れてしまってる事例が多すぎるからね。お隣の上の方では相変わらず頑張っておられるようだが、SFでやる必要が見えなくなったってことだろう。
同様に「エリジウム」のようなテーマのSFもいい加減感情移入出来ない人が増えてるだろうし、今後は消えていくんじゃないかね。少なくともこういったマジモンのSFでやる必要は無かったんでは。パロディや歴史物でやるとか(実際第9地区はあれ、SFパロディだ)、実際にはまだこういった落差社会もあるのだからドキュメンタリーでやったほうが直接的説得力があって良いと思う。
2012-05-04
テルマエ・ロマエ
嫁に誘われて見てきた。普通に面白かったわ。劇場でおまけで貰った小冊子に、特別編の漫画が載っててそれも面白かった。ローマから現代日本に来ていながら「車」とか「電気」とか一切無視ですべて「お風呂(と一部トイレ)」にしか結び付けない強引さが
不可解ながらも潔い。
でも、さー、なんで平成の世に出てきちゃったんだろううねぇ。
江戸時代とか時代無視でランダムに出てきたら、わりと普通に「混浴満載」でもっと鼻血ブー(死語)な展開で面白かったと思うんだが。見た目的にもな。
てか劇中上戸彩の実家の温泉、あそこ混浴なんだろう?なんでおっさんしかいねーんだこら!
そこが残念といえば残念すぎる。てか惜しいにも程がある。詰めが根源的に甘いように感じる。ったくこれだから女性の作品は品位が低いとか言われるんだ。(←すみません、あほで)
ってか原作の趣向的に「すまない、ホモ以外は帰ってくれないか」路線だったんじゃまいか。なんかそんな気がする。興行的に上戸彩をむりくり絡めた原作にない展開になっているんだが、これってある意味いらなくね?主人公(アベちゃん)から上戸彩方向にちっとも「恋愛感情の描写」が無い。むしろ「友」としか思っていないんじゃないだろうか(上戸彩方向からはあるのかどうなのかもようわからん)。この二人の関係、感情が描ききれていないのが凄い致命的に不満だ(最近の映画的には十二分に面白すぎるから、あくまでわりとどうでもいい批評ですが)。
じゃったらいっそのこと上戸彩の代わりに「平たい顔族一の美少年♥」を持ってきて一切女子排除でやって欲しかった。てかその方が絶対に良かったんじゃないかなぁと思うのだ。もうね、アベちゃんの「尻の美しさ」といい、組合の方の神話になる映画だったのに、心底惜しい。
上戸彩ちゃんのかわりは、神木隆之介くんあたりが誰がなんと言おうとベストかと。(私はノンケですよ。ほんとだよ)
2012-03-19
TIME/タイム(映画)
ガタカの監督だってから、もー思いっきり期待感満載で見たのに……なんつーか、残念な気持ちで一杯になったのは何故だろうか。
テーマはすごく革新的で本当にアイデアとしてはおもしろすぎる。金=寿命の世界と聞いても「今の日本だってそうじゃん?」ってぇところを、本当に貨幣経済をDNA操作によってそのまま本当に寿命に替えちゃった世界。コーヒーが寿命10分とかさ、ホテルが1ヶ月とか命で支払う世界。寿命本位経済の実現。金(でなくて残りの寿命)が足りなかったため金貸し(寿命貸し)の店までタクシーもバスも使えず「走る」必要がある世の中、走って走って途中で金(寿命)が尽きたらその場でお陀仏な世界の話。
スラムの人は一日一日文字通りその日暮らし。毎日走りまわる。数日分の寿命を奪い合って殺し合いもしている。一方高級住宅地区に住む人達の持つ金(でなくて寿命)は数世紀。
面白いけどあまりに突飛といえば突飛な設定であり、そこに引きこむ「前過程」が描ききれていないから、観客は「??」なんでこんな社会作ったのさ??となかなか入り込めない。もうちょっと長編にしなくちゃダメなんじゃないのかなこういうのは。
ガタカの世界レベルであれば、実際そういうこともあるだろうね、と少しは入り込みやすいのに、前編の説明がガタカと同じくあっさりしすぎている。それよりなにより問題!主人公!なんであんたはそんなに強いのよ。スラム街の工員というより軍隊経験者?と言う感じ。ちょっと違和感ある。なんか途中からストーリーが「俺たちに明日はない」に変貌してしまうし。まぁいろんな意味で B 級 SF 感満載な映画だ。
でもな、とりあえず、ヒロインはコケティッシュ(死語)で非常に可愛いぞ。特に ♥オパーイ♥ らへんが可愛い。それだけでも見る価値はある。あと、最後にぎりぎりで一日分の寿命を手にした主人公が
「充分ある」
と言うセリフがあるのだけど、これだけで読後感というか見終わった後の感じはけして『悪くは無い』です。B 級 SF ファンは、ぜひ抑えておいていただきたい。
2012-02-26
ものすごくうるさくて、ありえないほど近い
これは お勧めしたい。全く予備知識無しで嫁に連れられて見に行ったのだが、良かった。
ちょっとアスペルガーの傾向のある主人公を天才子役がやっているって所が突出して話題のようだけど、それだけの映画ではなかった。はっきり言って、重いです。もうちょっとファンタジーチックなんかと思っていたんだけど、全然違った。
配役的にも見所というか……謎の間借り人の老人役(マックス・フォン・シドー)、どっかで見たことあるなぁと思っていたんだが、なんと、「エクソシスト」のランカスター・メリン神父だった。本当に良いお爺さんになってしまった。あと、ヴィオラ・デイヴィスさんが、もー、なんていったら良いかよーわからんが素敵だ。
まぁ、とにかく一度は見て下さい。お勧めするだけでネタバレ的なことは一切書かないどく。子供をお持ちの方には特にお勧めする。夫婦で見るのも良いと思う。
お母さん方は、鼻をかむ紙とハンカチ必須。絵的に無理に映画館で見る必要がある映画とは言えないのだけど、真っ暗のほうが泣きやすいだろう。おとっつぁんとしては……う~ん、もし俺がこうなったとして、我が家族はここまで悲しみ慈しんででくれるんだろうか?とちょこっと不安になるのもあって(それは多分自分のせいなのだが)素直に泣けん。
というか野郎が泣くための映画では無い。
「タイトルの意味がよく分からないな」と言ったら、嫁曰く
「あの子の見た世界(世間)の印象そのままなんじゃないの?」
なるほどね。やっぱよくわからんが。
その後、ものすごく安くて、ありえないほど安い「サイゼリア」で飯を食って家に帰った。
2011-02-15
AKIRA実写版(ハリウッド)
実写版「AKIRA」主演にジェームズ・フランコ浮上って、
ええ~?
早くも自爆臭漂ってきた気がするんですが、ドラゴンボールが脳裏を過る。そもそもわしはあのアニメ映画もなんか嫌なんだ。端折り過ぎで。
ジェームズ・フランコかぁ。
まさか役名は金田正太郎で行くんでしょうか。つか、おっさんやん。
この方が
「サン wo ツーケロー YOU デーコスぅーケ ヤーロ」とかほざくんでしょうか
(それは無い)
もういいじゃないですか!なんで実写なんですか。原作じゃだめなんですか。ハリウッド版やるならデビルマンとかヤマトにしようよ。もうあっちはしょうがないから誰も文句言わない。
あ~でもジョーカーは普通にマンハッタンらへんに(以下自粛)。
大佐も。
2010-12-09
ヤマト……
どうしよう。仕事サボって観に行こうかとも思っていたんだが、今ひとつ勇気が足りなくて今に至るのだけど、見た人のあまりの(というか期待を裏切らない)好評ぶりに……
- 雪がヤンキーツンデレ杉
- 佐渡酒子(笑)
- ワープし杉(笑)
- キムタクはあくまでキムタク杉
- 島、人良杉でわらた
- そしてなにより、イスカンダル近杉
なんだそうである。ともかく滅法近いらしいよイスカンダル。遥々望むまでもなかったらしい。
ただ、ガミラス星人が単なる顔色の悪い地球人で無い、という設定は賛否両論あるようだが俺的には好きかもしれない。
いや、ここはやはり己の目で見るべしなのか。いっそトロン見たほうが良いのか。
むしろ
こんどこそマジでさらばスペースバトルシップヤマト鳳凰変
とかの続編を待ってみるのも良いかも。
2010-11-15
ヤマト実写版その2
ヤマトの実写版について再び。
嫁が言うには
「地球の危機を救うのがなんで日本人だけなんだ?という点からしてリアリティ無し」
だそうで、確かにその点良く良く考えて見ればゴジラ的な和物特撮でも全く構わないのかもしれないと思った。
もしこれがハリウッド版とかだったら、人種の偏り過ぎでアウトだ。せっかく題名に英語を入れて海外を意識したならそのあたりキャスティングにも気を使って欲しかった。この点だけ見れば「デビルマン実写版」の方が(良い悪いは全く無視して)まだグローバルだった。
真田あたりをボビーにやってもらうとか、森雪はオセロの白い方にするくらいの思い切りが必要だったかもしんない。
そして、ガミラス星人。原作ではどう見ても顔色の悪いただの人間だが、彼らは14万光年先らへんに住む生命体である。せめてマーズアタックの奴らくらいのクオリティは欲しい。
スターシアがたとえジャバ・ザ・ハットの嫁みたいのだとしたって、ここははるばる望むしかないんだ。背に腹は変えられない事態なんだし。
私は……イスカンダルの…ス…ターシ…ア
2010-11-14
ヤマト実写版
ヤマトの実写版公開が近い。
当初は「マジかいな?」と思っていたわけだが、予告編を見る限り結構見てみたい感が高まっている俺がいる。
ただ懸念(笑)材料も多い。だいたいが和物の特撮SFX、CG物というのはどこか「強引」というか、「そこはお約束」として”観客の想像力に頼る”面があり過ぎる嫌いがある。洋物のとことんリアリティに拘る具象的手法とは異なる、山水画や浮世絵的な世界との違いというか、表現が難しいのだけれども。
ゴジラやガメラやウルトラマンのようにハナッから実写ベースのものならそのお約束も良しとすべきなんだが、ヤマトは元々二次元抽象世界の「アニメ」の実写化だ。これを和物特撮鑑であるところの「東宝」が(まぁ他じゃ出来ないだろうが)……という所に誠に申し訳ないが一抹の不安を覚えるのである。まさか「さよならジュピター(w)」みたくはなってないだろうな、と。
前売りの売上伸びずといったニュース»大丈夫かキムタクヤマトを見ると、どう考えても戦略ミスっつーか、誰をターゲットに作ったのか映画の出来栄えさえ不安になる。
「9月に東京ドームで行われたSMAPのコンサートで映画の前売り券を発売した。2回公演×5日間で来場者は45万人を見込み、『25万枚ぐらいはさばけるだろう』と予想していたようだ。ところが、さっぱり売れず、後半2日間は購入特典としてキムタクの顔が入ったクリアファイルをつけたがそれでも売り上げは伸びず、最終的に2万5000枚ほどしか売れなかった」(レコード会社関係者)
たいたいがこの項の冒頭のような事を懸念しつつもプチ期待している層が、スマップのコンサート会場にいるわけがないだろうが!アホか。2万5000枚も売れたことの方がびつくりだよ。
実際ヤマト実写、と聞いて一番気になるのは森雪とスターシアは「誰がやるのか」という点であって、けして古代進では無い。そういった点では黒木メイサは俺的にはオケーだ。むしろ古代なんてのはCGで十分だ(笑)。設定を変えてアナライザーが古代ってことでも良かった。
2010-09-03
ゆれる
懐かしい映画ってわけではないが、嫁が借りてきたので見た。いや、これは素直に良い映画である。香川さんの比類ない演技力を十二分に堪能できる。
オダギリジョー扮する弟役のあまりの身勝手さ加減と、それに対する、行為の結果に対しての「何事もなさ」にはちょっと辟易するけども、それがまぁ良くも悪くもリアルってもんか。ただしイケメンに限る、みたいな感じか。
ただ、あの面で東京の売れっ子カメラマン(笑)って設定はちょっとどうなんだろうか。70年代か?それに売れっ子って(名が売れるはずだから)あの裁判(とくに解剖結果の体液の部分とか)の後も何も変わらずてのも妙ちきりんだ。…まぁあまり細かなところは突っ込まないのが正解だろう。すまぬ。単にイケメンに嫉妬だ。
ロケ地はほぼ富士吉田ですが、あの問題の「吊り橋」のシーンだけは新潟の津南町がロケ地ですよ。
2010-09-03
鮫肌男と桃尻女
この夏はもうなつかし映画三昧になってしまった。

やっぱこれやね。「鮫肌男と桃尻女」だろう。
何度見ても楽しい。原作はバタアシ金魚と同じ作者。成長した牛若丸くんもおるし(てか主人公).
何度見ても映画的に真行寺君枝の役どころが見えないんだが(笑)それはそれでよろし。鶴見辰吾がかっちょええです。
あとは夏が終わる前に「台風クラブ」を見ておきたいところだ(笑)。台風クラブには鶴見辰吾の弟さんが出てます。
2010-09-03
逆噴射家族
で、なんとなく懐かしい日本映画熱がふつふつと沸いてしまったので、流れで
「逆噴射家族」を見た。
このロケ地は「舞浜」だと聞いている。ディズニーランドの開園の年に公開された映画。まだ浦安やら舞浜らへんはこんなもんだったなぁと。特にラストシーンのガード下の感じとか、非常に懐かしい(当時学生でした、俺。この辺をバイクで良く行き来したもので)。
何度見たかなこの映画。すげぇ好きな映画の一つ。
ようやく手に入れたマイホーム。(あくまで自分が考える)家族というモノの構築に執着する小林克也扮する『お父さん』が、家族の病気(?)と祖父の乱入とシロアリによって少しずつ「壊れていく様子」がなんか人事とは思えない。初めて見たときは単純にハッチャけたパンクな映画としか感じなかったんだが、久しぶりに見直すとやはりかなりこの映画、深い。
このラストシーンの所で流れる超インディーズ臭香ばしい音楽(1984)が大好きで、ことあるごとに頭の中に浮かんでいる。
2010-09-03
バタアシ金魚 の夏
先日、子供をモノレールに乗せてやろうと千葉に行った。昨年羽田のモノレールに乗せたんだが「なんか違う」といった感じで反応がいまいちだった。もっと下の方が良く見えるもんだと思っていたらしい。羽田のモノレールは跨座式だから、一番前からだと線路が邪魔だったようだ。じゃったら懸垂式のモノレールに乗せてやろうと千葉に行ったわけ。
千葉モノレールと言えば、やはり
バタアシ金魚(w)
だろう。事前にぜひ一度見直しておかねばなるまい、と思ってDVDを買ったのだ(笑)
やはりいいっすね。高岡早紀。もうね、なんも言えないね。最後の「あなたは私を好きなのよ!いつもそう言ってたじゃない」の台詞に至るまでのシーン、あれはスンバらしい。そして青春てのはやっぱりこっ恥ずかしいもんだな(笑)と。
この映画の持つ雰囲気、気分のようなものってウォーターボーイズとかピンポンとかに分散して受け継がれているように思う。
あと娘が若き日の浅野忠信(牛若丸君)を見て目を丸くしていたのが面白かった。
肝心の千葉モノレールだが、映画内で効果的に使われてはいるが、その他の殆どのシーンは市川の方(モノレールはそんげとこまで走っていない、もっと田舎の方)でロケされているようだ。残念。
2009-12-15
招致映画製作費5億円
東京オリンピックの招致映画の制作費5億円はさりげに高いのでわないか?!
と文句が出ているらしい。高いかね?高いかな。確かに10分の日本映画と思ったら高いかもしれないが、10分のCMと思えば大して高くないとも思うのだが、どうか?。どうせ電通さんがCMのノリで作ったんでしょう?東映あたりが作れば安かったのかな。ハリウッド映画みたく主役のギャラだけで20億とか持ってかれることもなかろう。
いや、まてまてまて落ち着け。
こういう話がある。まずは読んで欲しい。
»キングオブ糞映画
どうやらあの実写版デビルマンは10億かかったらしい。だめだ東映。
宅配寿司「銀のさら」のCMっていくらくらいかかったんだろっか。
2009-05-02
おっぱい1枚!
おっぱいバレーという映画がやっている。
公開当時、券売所で「おっぱいバレー1枚」と言うのが恥ずかしい、というのが話題になった。
確かにおっさんが一人で見に行くとき、券売所にことのほか可愛らしいおねぇさんが居たら、ちょと引く。
野望としては
「ねぇねぇ、おねぇさぁん、おっぱいバレーってやつさぁ、
ほんとにおっぱいいっぱい出てくんの?」
とか言って反応を見たいもんだが実際のところは、
「おっ……パイバレーください」
「はい?」
「え?」
「すみません、もう一度お願いします」
「あ、……お……くりびとで いいです」
とか言ってしまいそうだ。おくりびとには失礼だが、こうして図らずも「おくりびと」を見てしまった人が、ほんの少しはいるように思う。
2004-12-30
ロボ
年賀状作るついでにプリンタを新調した。どうせ2年位しかもたない上、年賀状以外に使うこともあるまいだろうから安い奴にしたんだが、まぁ綺麗。それよりなにより驚いたのが、「音」だ。静か過ぎる。
プリンタというのは「ピーーッシャコ!ピーーッシャコ!」言うもんだと思っていた。あの音が結構「眠気」を誘う妙な心地よさがあったんだが、今度のはほとんど音がしない。耳をすませば「すこすこすこすこ」とむずがゆい音がするばかり。
進化というものは、やはりこういう「機械音」がどんどん無くなっていく方向にベクトルが向いているのだ。時計が音を出さなくなってから久しい。カメラのモータードライブの音、好きだったんだが、最近聞かなくなった。機械が動くと音が出るという発想、機械の音に心地よさを感じる感覚は旧世紀のものになりつつあるのだろうか。
だから、「ロボコップ」の『ウィーーン!ガシャ!ウィーーン!ガシャ!』なんてのは、うるさい、という点で未来の製品といえない。そういえば「ロボコン」も歩くとき変な音を発していたはずだ。
ロボコン0点だ。